男性が着物を着るというシーンは、従来より増えているように思います。取り扱いの心得を知ると安心できます。 男性の着物も女性の着物と同様に、取り扱いは大切ですが、それほど難しいものではありません。
正絹(しょうけん)の着物は、 非常に繊細で美しい反面、 湿気に弱いと言う特徴があり、箪笥に数年間しまったままの状態ですと、カビが発生したり、元のシミが広がってくる可能性があります。それでもご安心下さい。適切なケアを行うことで、長く美しい状態で保つことができます。以下に、正絹の着物の取り扱いの注意点をまとめました。
水分に注意する 絹は水分に弱く、シミや変色を引き起こしやすいです。雨の日や湿度の高い日は、出来るだけ汗や雨に直接触れないように気をつけましょう。また、食べ物や飲み物をこぼさないようにも注意が必要です。着用機会の多い方は、カード加工(撥水加工)をしておくと、お酒やジュースなどの水系のシミわ、防ぐことができます。
慌てて、水気を含んだハンカチなどで擦りすぎないでください。場合によりスレと 言って生地の表面が白く変化してしまいます。シミの部分は乾いた布で軽く拭き取ってから、できれば、早めに呉服専門店、京染め店で染み抜きを依頼するのが良いでしょう。
6月から9月までの時期は特に暑い季節です。薄物の着物を着ていても汗が着物にしみる場合があります。 夏用に麻の汗取り襦袢もありますが、汗がしみてしまった場合は、汗抜きと言う方法でお手入れすることができます。
着用後は、湿気を取るために風通しの良い場所で陰干しします。直射日光に当てると色褪せや変色の原因になるので、陰で干すことが重要です。 陰干しするときはハンガーにかけることで、シワを自然に伸ばすことができます。
陰干しをしたらタンスの引き出しにしまいます。 正絹の着物は湿気に弱く、 タンスに数年間そのままにしておくと、カビなどの原因になりますので、1年に1回以上箪笥の引き出しを開けて、着物を数時間陰干しすることです。絹の着物は、基本的に虫はつかないので防虫剤は不要ですが、除湿剤は効果的です。まもなくこの時に着物に直接触れないように注意します。
正絹の着物は、家庭での洗濯ができないため、汚れた際には必ず着物専門店か、着物を専門に扱っているクリーニング店に依頼します。 衿や袖口汚れは、着物専門店でのお手入れが必要です。 簡単な汚れであるが、難しい染み抜きなのか、区別することが大切でシミ抜きは早めに処置してください。
通販でもお電話とメールでご相談承りますので、ご安心ください。初めての方でも、身長、ウエスト、ヒップ、バストの4項目だけでほぼ適切な寸法で誂えることが可能です。
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