


男着物・寸法関連についてQ&Aをご紹介しています。
A. 着物は、身幅が多少変わった位なら、充分着ることができます。
もちろん、10kgや15kg以上も体重が変化したような場合は、身幅直しが必要な場合もありますが、年齢と共に多少体格がよくなる程度ものや、お腹が少し出てきた。などの変化であれば直しをする必要もなくきることが出来るでしょう。
万一、体型が変わり、かなり痩せてしまった。あるいは、特別に太ってしまったなどの場合は、仕立替して丁度良い寸法に直すことも可能です。
あるいは、身幅だけを直すこともできますので、この場合は仕立代の約半分位の予算でも寸法調整が可能になります。
オーダーメイドのスーツなどは、少し体格がよくなっただけで、そのわずかな違いで着ることさえできなくなってしまうといいます。
お客様からも、オーダーメイドのスーツを作ったのはいいがその後、体型が変わり着られないものになってしまったという話しは時々お伺いします。
それに比べると、着物は身頃を合わせることができる装いですので融通が利くのです。
さらに、洋服と異なるメリットは、着物は仕立替えをして、サイズを詳細に作り変えられることでしょう。
着物は大切に扱えば、一生涯着られるように、ご自身の体型に作り変えることも可能ですし、次の世代の方に、寸法直しをして譲ることもできます。そういう意味で合理的に出来ています。
参考までに、着物の仕立替えの金額についてご案内しておきます。
着物を仕立替えするには、着物を解いて一反にして元の折れ目を筋消しするか、洗張という水洗いの方法で綺麗にしてをその後に仕立しますが、2万代から約3万前後になるでしょう。
