男着物のTPOについてをご紹介しています。
A. 一般的には、バックというよりも巾着の大きいサイズの小袋で、底が竹で編みこんであるものを当店ではおすすめしています。これは10,000円(税別)で人気もあります。財布やメガネなど外出に必要な小物はこちらで充分入ります。
ただし、外出にはもっと大きいバックが重宝します。小さい袋物の合財袋などは、呉服店でも扱っていますが、A4の書類や、小さめのノート型PCなども入るようなバックは私も和装用に便利だと思っています。ところが、和装に合うようなものとなると、見つけることが難しくなります。
私がおすすめする和装用バックのイメージとしては、皮のビジネスバックで少し趣味性が高くなったような感じです。カジュアルすぎす、仕事っぽく見えないものがいいでしょう。このようなバックは、呉服店でも一部扱いがある時もありますし、当店でも少ないながらおすすめできるものがあるときもありますが数は少なくなります。それに価格もそれほど安いものではありませんので、誰もにおすすめできるものではないかも知れません。
それよりも、デパートなどで婦人物を扱っているコーナーで、意外にも着物にふさわしいバックが見つかるケースもあります。あるいは、革製品の専門店で、掘り出し物が見つかる場合もありました。比較的安く見つけることもあります。
さて、このようにして入手したバックを私物ですが、一部ご覧頂きましょう。
あるいは、お客様の例では、ドクターズバックを愛用されていました。これは見事に和装に似合っていました。
ドクターズバックとは、お医者さんが往診するのに必要な聴診器や注射器などが入るような厚めのカバンのことですが、高級な皮で出来たその姿は、和装にもとてもいい雰囲気です。
ドクターズバックと検索すると、確かに和装に合いそうなデザインがそれぞれ見ることが出来ます。とても高価なものもありますが、12,000円前後からでも該当するものがでてきます。
「ビジネスバック」と検索しても、時折よさそうなものがありますが「ドクターズバック」で探してみれば、厚みがあるので、和装で持ち物が多いときはおすすめです。さらにレトロっぽいデザインが、和装には趣きを増し、素敵な印象を発揮することでしょう。
如何でしょうか。着物とバックを組み合わせて絵になるようなイメージで探してみると、バックなどの付属品を選ぶのも楽しく感じることでしょう。